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シーリング材とは?種類や用途、コーキング材との違いなどを解説

シーリングとは?

建築物において、気密性や防水性向上を目的として、隙間を目地材などで充填することです。
また、その材料であるパテなどをシーリング材・シーリング剤・充填材または単にシーリングと呼びます。

シーリングとコーキングの違いは?

現場では基本同じ意味で使われていますが、厳密には形状が決まっているものが「シーリング」、
チューブ状の専用容器コーキングガンから施工する樹脂性のことを「コーキング」と呼ぶことが多いです。

ですが、「コーキング」と「シーリング」は建築現場では同義語として使われる事が多く、
建築現場では、職人の年代や所属している会社などによって使い方は変わり、厳密には決まっていない、というのが実情です。

各種シーリング材の種類と特徴

変成シリコーン系(MS) シリコーン系(SR) ウレタン系(PU)
使用温度(℃) -30~90 -40~120 -20~70
耐候性 ×
塗装適合性 ×
耐光性
(ガラス越し)
× ×
目地周辺非汚染性
(しみ)
×

当社変成シリコーンシーリング材の特徴

(外装用)

  • 紫外線に強く、変色・汚染・ひび割れ・変形などが起りにくいです。
  • ALC板、軽カル板などの表面強度の低いものや、伸縮の大きい目地に最適です。
  • 低モジュラスのため、柔軟性、伸び、追従性に優れ、内部応力(接着面にかかる力)が小さいです。
  • 窯業系サイディング、ALC、コンクリートと、各種材料との接着性に優れています。
  • シーリング施工後に水性系、溶剤系、リシンなどの塗装ができます。

(内装用)

  • 建築基準法に配慮したノンホルムアルデヒド製品(F☆☆☆☆)です。
  • 健康を損なう可能性がある揮発性有機化合物(VOC)としての13物質を配合していない「健康住宅対応品」です。
  • 高粘度のマスチック型ですので、凹凸面への充填接着剤としても、使用できます。
  • 広範囲の下地材料への“接着性”に優れています。
  • 硬化物は高い“弾力性”を保ち、衝撃や振動に強く、被着体同士の膨張・収縮の応力を吸収し、“耐久性”にも優れています。
  • シーリング施工後に、水性系・溶剤系・リシンなどの塗装ができます。

※当社変成シリコーンの詳細は下記のURLからご覧いただけます。

URL:https://www.sekisui-fuller.co.jp/product/building-construction/about-modified-silicone

当社変成シリコーンシーリング製品一覧

  1. ①セキスイ 変成シリコーンLM-S
  2. ②セキスイ 変成シリコーンLM-NEW
  3. ③セキスイ 変成シリコーンHM-NEW
  4. 新製品「セキスイ 変成シリコーン抗菌GooD!防カビプラス 330ml」

変成シリコーンシーリング材の一般用途

  1. 窯業系サイディング、ALC、コンクリート二次製品などの伸縮・打継ぎ目地のシール。
  2. 一般建築物の外装目地、サッシ廻りや金属屋根材などの取合い目地のシール。
  3. 専用プライマーを使用することにより、各種材料の目地シールが可能です。
  4. 一般建築物の内・外装目地。浴室・洗面所・台所廻りのシール。
  5. フッ素塗装鋼鈑・各種カラー鋼鈑などの接続部や、トタン・プリキ・折板などの継ぎ目シール。
  6. モルタル・コンクリートなどの亀裂補修。(Vカットシール)
  7. パイプ貫通部廻りのシール。自動車・車両・船舶などの窓枠、継ぎ目シール。
    (専用プライマーを使用することにより、各種材料の接着シールが可能です。)