2016年度積水化学グループ 改善活動発表会にて
積水フーラーの選抜チーム:ゴールデンエッグスが特別賞を受賞
当社代表のゴールデンエッグスが特別賞を受賞。その最大のポイントは、積水化学グループの改善発表では、未だ取り入れたことの無い先進の手法に挑戦し、成果を導き出した点にありました。
テーマは「生産ラインにおける品質不具合の撲滅」。対象分野は、直接末端ユーザーに届く可能性のある商品に関連したもので、なかなか流出防止ゼロとはならず、営業からも切望されていたテーマでもありました。
先ずは、現状把握。何度と無く実施してきた分野でも有り、費用を掛けてでも対策を講じてきていた経緯がありました。しかし結果は思わしくない。
不具合品流出の事例、ヒヤリ報告箇所にも対策が講じられてているも、結果に結びつかない。経験があるものは対処できるが、そうでない「不具合予備軍」が見えていない為、常に発生⇒事後対応と、後追いになっていたことが分かってきました。
この不具合予備軍をどう対処していくか、未だ経験したことのない領域に踏み込むことになりました。積水化学から送られてきた品質レポートに新規の改善手法として載っていたのがまさにこれ。起こりうる失敗(リスク)を事前に見つけ、見積もることでリスクを予見し、現状を打破していく『未然防止型』の改善手法です。
故障モード影響分析(FMEA)、故障・事故の分析手法(FTA)などゼロから勉強し、何とかゼロベースの発生撲滅につなげることができました。この活動を通して、潜在的な不具合項目を108項目も洗い出すことができ、今まで見えてこなかった事象が見えてきたと言う。成果も上がり、現場の品質保証への自信にもつながっていきました。
社内選抜は、昨年2016年9月。それから更に改善を進め、この発表会に臨みました。
1月20日発表会当日、積水化学京都研究所の講堂に、全国から選抜された19チームが集結。優れた発表が次々と行われ、当社からの参加者は、感心することばかりでした。そうした中で結果発表。「特別賞、積水フーラー」と発表され、メンバーで喜びを分かち合い、今までの苦労が報われた瞬間でした。
この成果を基に、更なる改善活動への注力、新手法の水平展開を進めて行きたいとメンバー全員が次のテーマに向け意欲的に活動を始動しました。